地質学分野のワーキンググループ「地球科学野外ゼミ」は、野外観察会と室内勉強会を通して、相模川流域の成り立ちや、人の営みとの関係などついて調べています。

12/10に実施した第53回定例会では、横浜市・藤沢市・鎌倉市の市境付近を歩き、約170万年前の上総層群大船層と、約60万年前の相模層群長沼層という二つの異なる地層を観察してきました。

上総層群大船層は深海で堆積した泥からなる地層です。

泥岩からなる大船層の露頭。

一方で、長沼層は浅海で堆積した泥、砂、レキからなる地層です。

砂と泥が混じった泥質砂岩からなる長沼層の露頭。貝化石がたくさん含まれています。

町の中にも露頭(地層が露出している場所)が結構残されているんですね。