今年度2回目となる郷土史入門講座、「誰が金目川を変えたのか?」というテーマで、地質・歴史・考古の学芸員が徹底討論(?)を行いました。

まずは地質担当・野崎学芸員から、地形的に金目川の流路は人為的に変えられたはずだ、という説明があり、その後、土井浩・当館元館長(歴史)、栗山雄揮・当館学芸担当長(考古)、早田旅人・当館学芸員(歴史)からそれぞれ考えが述べられました。

そして最後はパネルディスカッション形式で議論が戦わされました。

会場は90名を超える参加者であふれ、それぞれの主張に耳を傾けていました。終わりに誰の説が最も説得力あったと感じたのか、拍手で尋ねましたが…あまり差はなかったでしょうか(笑)

複数分野の学芸員が一堂に会して議論をする…その様子を見ていただけるのは総合博物館である平塚市博物館の強みです。地域のことを知るには様々な視点で地域を見つめ総合的に考える必要があります。今回の郷土史入門講座は、その醍醐味を知っていただけたのではないでしょうか?

会場の様子

会場は大入り満員。やや窮屈になってしまい申し訳ありませんでした。

講座の趣旨説明をする早田学芸員

講座の趣旨説明をする早田学芸員

講義をする野崎学芸員

地形・地質的観点から背景説明をする野崎学芸員

講義をする土井元館長

自説を語る土井元館長(上)

講義をする栗山学芸担当長

同じく自説を語る栗山学芸担当長