あ、レモンというのは彗星のことです、レモン彗星(C/2025 A6)。
そして、果物の名前が付いた彗星、というわけでもありません。レモン山天文台の観測プログラムで発見されたので、その名がつきました。そんなレモン彗星、明るくなりつつあります。先日来、プラネタリウム室入り口横に紹介ポスターを掲示しているので、ご覧になった方もいるかもしれません。


というわけで、レモン彗星の見える時刻・位置や観察方法は、ポスター(上の画像)をご覧ください。
さて、明るくなってきているとはいっても、今日の時点で4等台になったかな、というところ。ポスターにも書きましたが、彗星の4等級は恒星の4等級とは訳が違います。市街地で肉眼で見ることはまず難しいでしょう。ですが、よく晴れていて双眼鏡を使えば割と簡単に見えます。平塚市内ではありませんが、本日早朝、筆者(塚田)が相模原市の自宅前で、双眼鏡を使ってレモン彗星を確認しています。写真も撮影してみましたが、バックグラウンド(空)が明るいので、辛うじて映ったな、という感じですね。

どれが彗星か、わかりますか?
正解はこちら。
レモン彗星は、これからより明るくなるはずです。夕方の空での観察条件も良くなってきますので、よく晴れた日を狙って、ぜひ観察にチャレンジしてみてください!