博物館実習六日目の9月10日。この日は実習生による展示を仮完成させ、学芸員が講評します。

実習生による展示制作の様子

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 実習6日目は、昨日に引き続き展示制作作業に取り組みました。午前は、各グループに分かれて作成していたキャプションを完成させ、印刷する作業を行いました。文字サイズやフォントなど、統一すべき情報をあらかじめ共有していたため、スムーズに印刷を行うことができました。
 午後は、仮完成に向けて展示資料やキャプションを展示ケース内に設置しました。資料数が多いこともあり、時間内に終了するか不安でしたが、なんとか仮完成させることができました。展示スペースや区画等を考慮すると、展示ケース内で活動することができる人数には限りがあります。そのため、展示をする際は段取りを組んで効率的に作業を行うことが重要であることを学びました。
 仮完成後は、学芸員の方々から展示に対してコメントを頂きました。頂いたコメントを参考にしつつ、より良い展示を完成させられるように最終日まで気を引き締めて頑張りたいと思います。
藤本大雅(東京学芸大学)
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仮完成した実習生制作展示への学芸員による講評

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 博物館実習6日目の今日は、展示づくりの最終段階に入りました。朝から展示制作の作業を進め、午後4時からは学芸員の方に講評をいただきました。
 キャプションや解説文は昨日までに準備していたので、本日は主に展示物の配置を整える作業を行いました。当初のキャプションはやや大きく、展示物の印象を弱めてしまう恐れがあったため、サイズを調整して全体のバランスを見直しました。
 その後、学芸員の皆さんに展示を見ていただき、講評を受けました。自分たちでは気づけなかった視点や改善点を多く指摘していただき、とても勉強になりました。例えば「展示の流れに統一感を持たせること」「キャプションの言葉を来館者目線でもう一歩わかりやすくすること」など、実際の展示を意識した具体的な助言をいただけました。どの意見も展示をより良いものにするために欠かせない指摘であり、大学の講義では得られない実践的な学びになったと強く感じました。
 実習最終日はいよいよ完成に向けての仕上げです。来館者の方々に楽しんでいただける展示となるよう、いただいた講評を活かして最後まで取り組みたいと思います。
小川響(北里大学)
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