博物館実習二日目、メインは各分野にわかれての資料整理実習。午後にはグループごとに展示制作案の検討を行いました。

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実習2日目は、それぞれの分野にわかれて資料整理実習を行いました。私が参加した考古の分野では、午前中に現在文化財発掘・記録調査を行っている市内2ヶ所の現場を見学し、当館学芸員の新宮さん、平塚市教育委員会社会教育課の学芸員の方にお話を伺いました。現場にて一丸となってスムーズに作業が行われている様子を見て、文化財の調査には多くの方々が関わっており、信頼関係を築いていくことの大切さを実感しました。今回訪れたのは台地の現場で、過去に多く調査が行われた関係でなかなか目にすることのできない現場だったそうですが、実際に足を運んで目で見てみるということも、学芸員には重要な仕事だと学びました。
午後は博物館に戻り、土器資料の破片に新しい番号を記入する注記作業を行いました。60年ほど前に調査された資料とのことで、中には番号や保管の状況が現状と一致していないものもありました。数多くの資料がある中、資料の状況を正しく記録しておくことは重要なことだと思います。小さな土器の破片に細筆で記入していくのは、細かい作業でしたがおもしろかったです。
最後に、展示制作実習として、昨日に引き続きグループ内での展示案の企画を進めました。展示したい資料が実際に利用できるのかどうかの確認も行い、展示のイメージを膨らませていきました。2日目ということもあって会話も弾むようになり、積極的に意見の交換ができたと思います。各グループの案は3日目に発表となり、投票でどの案を採用するのかを決定した後、実習生全員で展示を進めていきます。7日目にどのような企画展が完成するのか、ぜひ楽しみにしていてください。
大屋恵実子(神奈川大学)
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実習2日目の午前中は、資料整理実習として考古分野の作業に参加しました。発掘調査の現場へ同行し、建物を建てる前の地中を確認して記録する作業を見学しました。現場で説明を受ける中で、土地の歴史や文化はこのような日々の地道な調査と記録によって少しずつ積み重ねられていくのだと実感することができました。午後からは館内に戻り、出土した土器片に注記作業を行いました。筆を用いて直接資料に情報を書き込む作業は大変緊張しましたが、丁寧さを意識することで落ち着いて作業できるようになりました。
その後は、昨日に引き続きグループでの展示制作企画に取り組みました。各自の意見を持ち寄りながら細部を検討しました。目の前に実際の展示スペースと資料があることは自分が博物館の展示企画に関われるという実感を強くし、とてもわくわくしました。
本日も多くの学びがあり、実習を通して理解が深まりました。明日からも真剣に取り組んでいきたいと思います。
横井七海(相模女子大学)
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