本日夕方、16時44分に種子島宇宙センターからH-IIAロケット32号機が打ち上げられました(搭載されていたのは防衛省所管の通信衛星のため軌道等の詳細は不明)。そして日没後、その打ち上げに伴う夜光雲が太平洋沿岸を中心に日本各地で見られ、平塚市博物館の屋上でも藤井学芸員が撮影することに成功しました。

ロケット打ち上げに伴う夜光雲は、高層大気中でロケットの排気のちりなどを核としてできた氷の雲と考えられています。博物館屋上からは南西、郵便局の方向に細くたなびいている姿を捉えることができました。皆さんはご覧になりましたか?

ロケットの打ち上げのたびに見られるわけではなく、打ち上げ時刻等いろいろな条件が重ならないと難しいのですが、またチャンスがあるかもしれません。興味がある方はロケットの打ち上げ情報など、気にしてみてください。

(次回のH-IIAロケットの打ち上げは3月16日(木)ですが、この日の打ち上げは午前中なので、夜光雲は見えません。)

郵便局の奥に広がる夜光雲

博物館屋上から撮影されたロケット打ち上げに伴う夜光雲