先月末から相模の家で飾っているお雛様、3月2日から始まった「#竹のある暮らし」。どちらも好評で、多くの方にご覧いただいています。

本日、お雛様を寄贈していただいた海老澤さんのご家族、竹製品製作道具を寄贈していただいた吉川順郭さんが展示を見にご来館されました。

お雛様を寄贈していただいた海老澤さんご家族

ご寄贈いただいたお雛様は、昨年まで毎年必ず飾られ大切にされてきました。
3月2日の宵節句(よいぜっく)には蕎麦を、3月3日には太巻きやお汁粉をお雛様サイズで小さく盛って、お供えをしていたそうです。
また、片付けも早く片付けるよりも、人形にカビなどが生えないように晴れの日を選んで片付けられました。そして、片付ける前にはお茶をお供えしたといいます。
大きいお雛様は明治時代のものですが、とても状態がよく、本当に大事にされてきたのだということが感じられます。

竹製品製作道具を寄贈していただいた吉川さん

今回の寄贈品コーナーは、生活で使われていた竹製品が中心の展示ですが、後半は竹製品を製作するために使っていた道具を展示しています。

展示をしている道具は、吉川さんがずっと使われていたもので、一つ一つじっくりと説明していただきました。
ナタやクリコなどは、刃を研ぎながら使っていたため、展示しているものは細いですが、もとはもう少し太かったとか。実際に長い間使われていたのだと実感することができます。

お雛様は4月初旬まで、寄贈品コーナーの展示は4月2日までです。
ぜひ皆さんもお越しください!