秋期特別展まであと1週間になりました。

昨日は千葉市立郷土博物館より「天文成象」と「天文分野之図」をお借りしてきました。

幅80㎝程の額の入った箱を二人で運ぶ。

天文成象の額を運んでいます。

箱から額を出す様子。額の中に資料が入っている。

箱から額を取り出しています。さすが歴史担当学芸員、手つきが違……ったりはしないそうです。

天文成象冒頭部分。「天文成象」の文字が見える。本文は漢文。
天文成象の星図(部分)。星座が描かれている。

日本初の実測星図です。描かれた星座や星名は中国から輸入されたものが多いですが、中には日本オリジナルのものも。写真中央の「大宰府」は日本オリジナルです。

展示ケースのガラスごしにガラスの入った額を見ている。

展示ケースに設置し、スポットを当て反射や光のむらがないかを確認しています。

矢筈を右手に持ち、左手で巻物をささえ、壁に掛け軸を展示しているところ。

今回千葉市立郷土博物館よりお借りしたもう一つの資料、天文分野之図は軸装されています。

展示ケース内の壁に掛けられた「天文分野之図」。

分野図は星と地名を関連付けた星図で、この星の付近で流星が見られたらこの地方で何かあるというように、中国で星占いに用いられたものです。外周に書かれた地名の配置がおもしろい。

今回資料をお借りした千葉市立郷土博物館のHPはこちら

秋期特別展「星になった民具たち」は22日(土)から始まります!