博物館休館中につき、プラネタリウムの投影も休止が続きご迷惑をおかけしています。そんな中、先週の10月8日(月)、天文担当の塚田学芸員が、金沢市からの依頼を受け、同市にあるキゴ山ふれあい研修センター・銀河の里キゴ山天文学習棟のプラネタリウム(以下、キゴ山)でプラネタリウムの特別投影を行ってきました。

この投影は「キゴ山4シーズンビュー 秋のプラネタ特別上映会」と題したもので、タイトルからわかる通り季節に一回、他館から解説員を招いて特別投影を行ってもらう、というものです。来館者の皆さんに普段と雰囲気が違う投影をご覧いただくとともに、キゴ山の職員の研修も兼ねているとのことです。

キゴ山のプラネタリウムは光学式がMEGASTAR Neo(日本で唯一)、デジタル式がステラドームProです。光学式はとても小さいながら非常に美しい星空を映すことができます。平塚市博物館にもステラドームProが導入されていて普段の投影で活躍していますので、事前にプログラムを作成して投影することができました。ドームの直径も平塚市博物館と同じ10 mということで、準備は楽でした。

キゴ山の投影機が映す星空
さすがMEGASTAR、恐ろしくなるほどたくさんの微光星が投影されます。
【写真提供:馬上千優さん】

とはいえ、普段とは勝手が違うコンソール(プラネタリウムの操作卓)と雰囲気、休館しているがために1か月以上ぶりとなる投影、初めてのアウェイ投影…といろいろ重なり、投影は午前と午後の2回行いましたが、どちらも緊張しました(1回目は時間をかなりオーバーしてしまいました・汗)。それでも子どもたちが多く、クイズ等によく反応してくれたので、それに助けられ多くの方に楽しんでもらえたのではないでしょうか。

投影のスタンバイをする塚田学芸員
PCの画面は馴染みあるステラドームPro。コンソールはコンパクトで使いやすかったです。
【写真提供:馬上千優さん】

このように他館にお呼びいただけるのは非常に光栄なことです。また機会があれば、よろしくお願いします。