2月10日は文化祭の実演「太陽黒点をみよう」に加え、「会員によるプラネタリウム投影」を開催しました。今年度発足した天体観察会プラネタリウム分科会では、これまでプラネタリウムの操作方法を少しずつ学び、練習を重ねてきました。

今回は星空をテーマに会員が制作したオリジナルの番組を、生解説でお送りしました。10日は前半戦で、3組が1回ずつ約20分の投影をしました。後半戦は18日に実施します。詳しくはこちら

投影直前の様子。みんなドキドキ緊張してます。

トップバッターは水永仁さんの「天文現象」です。日食や月食、ハレー彗星やしし座流星雨など、過去の歴史的な天文現象を振り返りました。各現象のクライマックスと、名曲のクライマックスのタイミングをばっちり合わせた投影を披露していただきました。

水永さんの投影中の1シーンです。当館のデジタル式プラネタリウムのソフトウェアの一つ「ステラドーム」で、歴史的な天文現象を1つ1つ再現しました。

2回目の投影は、齊藤啓子さんの「からだに染み込む平塚の星」です。前半は、かつて古代エジプトでナイル川が氾濫する時期を知らせる星として使われていたシリウスを、現代の平塚で同じように探してみる、古代エジプト人ごっこをしました。後半は、今年の気になる天文現象を先取りしました。

齊藤さんの投影中の1シーンで、当館の光学式投影機「パンドラ」とデジタル式プラネタリウムのソフトウェア「バーチャリウム」で、シリウス探しや土星食などを再現しました。これは平塚でシリウスが見えた朝の様子です。齊藤さんは、場面展開に合わせて様々なBGMを作られていました。

これは休憩中に調整をしているところです。プラネタリウムは投影前に調整を行いますが、今回はオーケストラで演奏前にチューニングをするように、お客さんに調整の様子もご覧いただきました。

3回目の投影は、AKMTレーシングチームの「流れ星あれやこれや」です。前半は、広大な宇宙のスケールを確認しつつローカルな天文現象である流星について解説していただき、後半は流星とよく似た偽物たちの見分け方を、クイズ形式で教えていただきました。

AKMTレーシングチームの投影中の1シーンです。当館のデジタル式プラネタリウムのソフトウェアの一つ「Univew」で、国際宇宙ステーションの見え方を宇宙からの視点で分かりやすく伝えていらっしゃいました。

来週2月18日(日)15時半からも、会員によるプラネタリウム投影を実施します。ぜひお越しください。