10月18日(日)に、「地球科学野外ゼミ」の定例会として野外観察会を行いました。

地球科学野外ゼミは、地学分野の博物館ワーキンググループです。年5回程度の野外観察会を行っていますが、今年度はコロナウィルスの影響でしばらく活動ができず、この日は8か月ぶりの観察会となりました。

今回の観察会は、二宮町と小田原市の境界付近を流れる中村川の河口周辺の段丘地形を観察することが目的でした。この周辺は大磯丘陵の中でも特に隆起の激しい場所で、1000年あたり3m以上も隆起していることがわかっています。激しい地殻変動の影響を受けて地形が変わっていく様を想像しながら、一日歩きました。

箱根駅伝でも有名な押切坂は、6000年前以前の海成段丘と、1000年前以降の河成段丘を結ぶ坂。