昨夜、おとめ座の3等星ポリマが月にかくされる星食“ポリマ食”が起こりました。星食とは、月が背景の恒星を隠す現象です。2月14日23時33分にポリマが月に隠され(潜入)、翌15日0時52分にポリマが月の縁から再び見え始めました(出現)。月がかなり明るかったので肉眼ではほとんど見ることはできませんでしたが、博物館では屋上で藤井学芸員が出現の様子を望遠鏡を用いて撮影しました。

出現後の月とポリマ

ポリマ食出現後の様子

【動画(YouTube)】https://youtu.be/rElRy3NPMhM

動画を見ていただくとわかるように、出現後、ポリマの明るさが変わりました(明るくなった)。実はポリマは二重星(肉眼では一つにしか見えないが望遠鏡などで見ると二つの星が寄り添っているのがわかる天体)で、月の縁から順々に出てくるため途中で明るくなったように見えたのです。もう少し口径が大きな望遠鏡では、ちゃんと分離して見えたかもしれません。

今年はこのポリマ食やおうし座の1等星アルデバランの食など見やすい星食が複数回起こります。次回は4月1日のアルデバランの食がオススメです。夕方ですから夜更かしは必要ありません。ぜひ観察してみてください。