去る4月29日(金・祝)、市制90周年記念「博物館ぶたいうらツアー&プラネタリウムこどもスペシャル」を実施しました。そのうちの、ぶたいうらツアーのご報告です。

博物館では例年、ゴールデンウイークの最終日に「博物館こどもフェスタ」を開催していました。ですが多くの人出が見込める行事で、感染症対策との両立が難しいことから一昨年・昨年と開催を見合わせてきました。今年、まったく何もやらないのは…ということで今回のこの行事の開催となったわけです。
参加者には、博物館の裏側(バックヤード)を見学してもらうとともに、特別プログラムのプラネタリウム投影を見てもらおうというのが本行事の趣旨です。

ぶたいうらツアーでは、古文書や浮世絵といった歴史資料が収蔵されている第1収蔵室、土器や石器といった考古資料と鳥の剥製や魚などの液浸標本といった生物資料が収蔵されている第2収蔵室、民具などの民俗資料が収蔵されている第4収蔵室、学芸員が仕事をしている研究室、参考文献などが保管されている文献資料室、館長室、事務室を準に巡りました(順不同)。普段は入れない場所に入るワクワク感があったのではないでしょうか。あわせて、展示されている以上の資料が博物館に保管されていること、収蔵室もいっぱいで入りきらない現状があることなども知ってもらえたのではないかと思います。

第1収蔵室は厳重に温度湿度を管理するため二重扉。中には入らず外から見るだけとしました。
第4収蔵室には民俗資料がぎっしり
文献資料室には所狭しと本や論文が
館長からもご挨拶