考古のワーキンググループの一つ「古代生活実験室」では、ほぼ毎年エゴマの栽培に取り組んでいます。

エゴマは、その種が縄文土器のかけらにたくさん付着していた事例があり、縄文時代の人が食用や祭祀用などのために利用していた可能性が考えられている植物です。

昨年7月頃のエゴマの様子。このころは毎日虫と戦っていました。

その実態を考えるべく「古代生活実験室」では栽培を続けていたのですが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、ワーキンググループの活動が中止となってしまいました。毎年春先に植えていたので、今年は栽培を諦めていたのですが…

写真の手前と右奥にある植物がエゴマです。

4月に畑を見てみると、エゴマが生えてきていました。昨年度収穫した際のこぼれ種から芽が出たのでしょう。

現在のエゴマの様子。

今年はまだワーキンググループの活動を再開できていないので、例年ほど畑に手を加えていないのですが、今のところ順調に育ってきています。毎年毛虫に食い荒らされるので、会の活動が再開できる時まで無事であってほしいものです。