「星座のプラネタリウム番組はあまり興味を引かれないんだよね」

「ギリシャ神話ベースで生活と馴染みがないから……」

「そ・こ・で!!!次の特別展です!!!」

ある昼下がりの博物館での、どんなプラネタリウム番組が好きかという会話です。あまり馴染みのないギリシャ神話由来の名前がついた星座を記号のように覚えた思い出のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

織姫、彦星と言われるとイメージが付きやすいのですが、オルフェウス(織姫星ベガのあること座の琴の持ち主)って誰だっけ……?星座をきっかけにギリシャ神話の本を読んだりと、世界を広げてくれる存在ではあるのですが、七夕伝説に基づく星の話の方が親しみやすいと思ったり。

10月22日(土)から始まる秋期特別展「星になった民具たち」では、日本で星のならびをどのように見立ててきたか、見立ててきた民具とともに紹介します。日本では星のならびを普段の生活や農作業などで使う道具にたとえてきました。

串にささったピンク、白、緑の団子が皿に乗っている。

道具じゃないけど、団子とか。団子にたとえられてきたのはなんでしょうか?

リーフレット一部。オリオン座と団子の写真が並んでいる。

オリオン座の三ツ星です。

そういえば、小学校でオリオン座を習った時に先生が、「ほら、ここ、お団子みたいに3つ星が並んでいるいるでしょう?」と説明してくれたことを懐かしく思い出しました。

秋期特別展「星になった民具たち」(期間:2022年10月22日~2023年1月15日)は、星空をもっと身近に感じる展示です。お楽しみに!