日本プラネタリウム協議会(JPA)が主催する全国プラネタリウム大会2022・郡山に塚田学芸員が参加してきました。

従来は毎年開催されてきた全国プラネタリウム大会、コロナ禍の煽りを受けて、2019年以来3年ぶりの開催となりました。会期は6月6日(月)~8日(水)。会場は郡山市ふれあい科学館です。同大会では、さまざまなプラネタリウム館の活動報告や研究発表などが行われ、プラネタリウム関連企業による新作オート番組の紹介などもありました。

もちろん、他館の職員の皆さんとの交流も重要で、コロナ禍が収束はしていないものの落ち着きつつある現在、どのように制限していたプラネタリウムの定員を元に戻していくか、感染症対策をどのように変化させていくか、という今年ならではの情報交換ができました。

また、会場が福島県郡山市ということもあって、東日本大震災に関連した「震災とプラネタリウム」というセッションも行われ、災害時にプラネタリウムが果たせる役割について、深く考えることができました。

来年2023年は、ドイツで近代的な(現在と同じしくみの)プラネタリウムが誕生して100周年という記念の年。JPAでもそれに向けて動き始めました。当館でも来年度の秋にプラネタリウムの歴史としくみを扱う特別展を開催予定です。それに向けての情報収集も行うことができました。

今回の全国プラネタリウム大会で得られた知見は、今後の当館のプラネタリウム投影や展示活動に活用していきます。ご期待ください。

会場館となった郡山市ふれあい科学館
天球劇場(プラネタリウム)は地上高104.25 mのところにあり、
「地上から世界で一番高いところにあるプラネタリウム」としてギネス認定を受けています。