わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

流星観察会 月面衝突閃光協働観測キャンペーン

流星観察会 月面衝突閃光協働観測キャンペーン

月面衝突閃光と衝突後の月面


第4回 9/8月面衝突閃光観測キャンペーンの概要

月面衝突閃光とは、月面に隕石が衝突する際に見られる、一瞬の発光現象です。明るい閃光であれば小型の望遠鏡でも観測することが可能で、複数地点からの協働観測が有効です。9月8日の皆既月食中は、月全体が地球の影に覆われる皆既の状態が1時間20分続き、閃光の出現が期待されます。

平塚市博物館には、市民と学芸員が一体となって、調査研究や教育普及、展示に取り組む、年間会員制のワーキンググループがあります。ワーキンググループの1つ、流星観察会では、各家庭のベランダや屋上にカメラを設置し、流星のもとの砂や小石がどこからやってくるのか調べています。流星観察会では、月面衝突閃光を協働で観測する、市民参加型のキャンペーンを展開し、観測データを募集します。月面衝突閃光を定常的にモニタしている観測者は国内にほとんどおらず、多くの方の参加を募集します。

観測の期間

 2025年9月8日午前2時頃から午前4時半頃まで


観測の対象

 皆既月食中の月面衝突閃光


観測の方法

 地球の影に覆われた月面を望遠鏡やレンズ、カメラで連続撮影

 

参加対象者  

 地球の影に覆われた月面を撮影できる方
 (手動追尾やスマート望遠鏡も可)

 

参加の流れ  

 参加者が地球の影に覆われた月面を連続撮影

    ↓  

 館が本WEBページで閃光出現日時を通知

 (9月12日頃までに通知予定)

    ↓  

 参加者が映像を確認して博物館に提出

 (9月30日までの提出)

    ↓  

 平塚市博物館流星観察会がデータ整理

    ↓  

 本WEBページや館SNS、館紀要で結果公表

 

結果の活用  

 本WEBページや館SNS、館Youtube、館紀要、展示、図録

 

映像著作権  

 提供いただく画像や動画は当館の教育普及活動で活用しますが、著作権は撮影者に帰属します。

 

中止リスク

 悪天候により閃光の有無が不明の場合や、晴れても閃光自体がなかった場合、本キャンペーンを中止します。

 

担当学芸員  

 藤井大地

   

過去のキャンペーンの実績

 ・第1回2024年8月8日夕方から8月13日夕方(ペルセウス座流星群)
 観測期間中に月面衝突閃光が1つ発生しましたが暗く、市民との同時観測は成立しませんでした。
 このとき、流星観察会内では4名が異なる場所から観測しました。


 ・第2回2024年11月6日夕方から11月11日夜(おうし座南&北流星群)
 観測期間中に月面衝突閃光が2つ発生しましたが暗く、市民との同時観測は成立しませんでした。
 このとき、流星観察会内では5名が異なる場所から観測しました。


 ・第3回2025年1月2日夕方から1月4日夕方(しぶんぎ座流星群)
 観測期間中に月面衝突閃光を捉えられず、市民との同時観測も成立しませんでした。


 

平塚市博物館研究報告「自然と文化」でのまとめ  

第1回~3回月面衝突閃光協働観測キャンペーンの実施について(pdf)


 

広報ちらし  

月面衝突閃光協働観測キャンペーンちらし(pdf)


月面衝突閃光協働観測キャンペーンちらし