3 相模川流域をさぐる


●母なる川・相模川
平塚市は相模川の河口部に位置しています。
平塚の母なる川・相模川は忍野八海に代表され
る富士山北東麓の湧水に源を発し、丹沢の山々
の間をぬって流れ、丹沢と離れてからは相模野
台地や相模平野を通って、相模湾に注いでいま
す。平塚市博物館はその相模川によって作られ
た大地の自然や、それを舞台に繰り広げられて
きた人々の暮らしについて、すなわち「相模川
の自然と文化」をテーマにしています。ここで
は、相模川流域の地形・なりたち・動植物など
の自然と、縄文時代から現在に至る私たちの暮
らしとの関わりを地形模型でみてみましょう。
地模型と押しボタンやパソコンでの画像とが連
動していますので、相模川流域や平塚に関する
様々な情報を引き出して見てください。

相模川の源流である忍野八海の湧池。
富士山の地下を流れた地下水が山麓で湧出し、
桂川となる。
相模川は全長109km、流域面積1680.で
あり、日本では流域面積で39番目の河川です。
山梨県下では桂川と呼ばれます。本流左岸には
関東山地から流れる笹子川・葛野川・鶴川など
が注ぎ、右岸には丹沢山地から流れる道志川・
中津川などが注いでいます。
丹沢山地などの上流部では深いV字谷を作り
急峻な地形をしていますが、城山町より下流側
の中流域では相模野台地に代表される河成段丘
からなる平坦地が広がっています。右岸側の愛
川町から厚木市にかけても小規模な台地が見ら
れます。こうした段丘はかつての相模川水系の
河川の流路を示すものです。厚木以南の下流域
では沖積平野となり、相模平野を作っています。

相模川河口に位置する平塚の平野。
相模平野は相模川によって形成され、
古くから暮らしと深く関わっている。
●地形模型をよく観察しよう

地形模型で見る相模川水系。
相模川は丹沢山地と小仏山地の間を流れ、
両山地から多くの支流を合流させる。
●相模川の水利用

地形模型で見る相模川の水を用いた水道。
相模川の水は横浜・横須賀水道として我々
の生活に欠かすことができない。

相模川流域の湧水の分布
●相模川流域の情報を探ろう
地形模型には以下のような情報がパソコンと連動して盛り込まれています。
いろいろな情報を見つけ出してください。
・相模川を歩く(下流編・中流編・上流編)
・相模川の誕生・相模川の流路変遷
・流域の山々を望む・地形の展望
・平塚周辺の台地と平野
・海岸線の移り変わり・流域の活断層
・箱根火山の地形・富士の噴火
・太古の森に出会うには・野鳥に出会うには
・分布を広げる動物
・相模川流域の縄文貝塚
・弥生時代・古墳・官衙関連遺跡
・流域の主な神社・寺院・相模の道祖神
・古代の東海道・江戸時代の東海道と宿場
・相模湾の海底谷・流域の温泉
・標高500m・1000m・1500m
・流域の市町村境界

江戸時代(1707年)の富士宝永噴火の火山灰の分布。
平塚でも20〜30㎝の降灰があり、大被害を与えた。
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