わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

ヒグラシ

鳴く虫・はねる虫 (夏の鳴く虫セミのなかま)

ヒグラシ


Tanna japonensis (Distant)
(セミ科)
全長4.5cm前後の中型のセミで、翅は透明で、体は黄褐色を帯びており、緑褐色の斑紋がある。ハルゼミ類と同様に、♂の腹部は大きく半透明で、ほとんど中空で共鳴室になっている。7月上中旬から鳴き始める。ごく稀に6月の記録がある。8月中に鳴き終わることが多く、9月の記録は少ない。ごく稀に10月の記録がある。朝と夕方の短い時間に、カナカナカナと聞こえる大きな声で鳴くが、暗い林では昼間に鳴くこともある。スギ林で発見されるぬけがらのほとんどは本種のもので、うす暗い照葉樹林にも多い。県内には広く分布するが、生息環境の好みと関係して、都市化の進んだ地域では本種は少なくなる傾向がある。他の平地性の種よりも高地にまで分布し、丹沢でも箱根でも分布は標高1000mにまで達している。

ヒグラシの雄

ひぐらし分布

ヒグラシのぬけがら

ヒグラシの抜け殻


ページの先頭へ