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_神田丸・唐楽・鎌倉・仕丁舞・印場

平塚のお祭り −その伝統と創造− (I)

 神田丸・唐楽・鎌倉・仕丁舞・印場


 「神田丸」は神が宮入するときに、留守居の神または土地神が迎える曲という。曲に繰り返しの部分が無く、覚えるのがやや難しい曲である。
 「唐楽」は献饌の曲で、神の鎮魂曲という。スローで短い曲である。「唐楽」を演奏するのは田村、四之宮、豊田、入野ぐらいしかない。
 「唐楽」に続けて「鎌倉」に入る。「鎌倉」は神官が舞を奉納するときの曲という。ゆったりとした曲で、笛は子守歌の旋律を奏でる。
 譜は豊田西町の「鎌倉」である。これもツケとオオドの音は重ならない。短いリズムを繰り返す。
 テンテンドドドンドンドンドン
 テンテンドドストドン
 テトドンドンドド
 「シッチョウメ」「シチョウメ」は、「仕丁舞」か「四丁目」の字を充てる。市西部は「四丁目」を充てるようだ。神に仕える仕丁の舞曲で、神が無事宮入したことを喜び、仕丁が舞を踊るときの曲という。
 太鼓の譜は豊田西町の「仕丁舞」である。
(ツ ケ)テレスクテレスクテケテンテレスク
(オオド)  ドコ  ドコ  ドンドン
(ツ ケ)テレスクテレスクテケテンテレスク
(オオド)  ドコ  ドコ  ドンドンドコ
 これを繰り返す。前鳥囃子では途中に「球」という変化部が入る。
 「インバ」「ニンバ」は、「印場」「仁馬」「人波」の字を充てる。「仁馬」は西部に多く、豊田本宿は「人波」と書く。「印場」を「ばかっぱやし」と呼ぶ所も多い。おかめとひょっとこ面の踊りが付き物で、これを馬鹿踊りや馬鹿面踊りといった。したがって「ばかっぱやし」になったのであろう。なお、印場を「ばかっぱやし」と呼ぶ所では、「囃子」を「ばかっぱやし」とは言わない。
 太鼓の譜は豊田西町の「印場」である。
(附け)テンテンテレスクテン  テケ
(大胴)  ドンドンドコ  ドンドン
      ドンドンドコ  ドンドンドコ
      ドコスッドンストドンドン
 ツケは、ひたすら「テケテンテンテレスクテン」の繰り返しで、オオドは多少変化する。オオドはアドリブを入れることもある。入野は仕丁舞や印場にもコバチを入れてツケを叩く。前鳥囃子では、印場の途中に「蝶々蜻蛉」という変化部がある。
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