新編相模國風土記稿(抜粋)
※資料提供:国立国会図書館



市史編さん担当


『新編相模國風土記稿』(以下『風土記稿』とする)は江戸幕府の昌平坂学問所の中に設けられた地誌調所において、
間宮士信(まみやことのぶ)(1777~1841)が中心になり作成した地誌です。
文政7年(1824)から編さんを開始し、天保12年(1841)に完成しました。
江戸時代後期の相模国を知るうえで、最も基本的な史料です。
ここでは、『風土記稿』の内、平塚市域(一部伊勢原市域含む)について書かれた箇所を掲載しています。平塚市の歴史を知る一助になれば幸いです。
なお、『風土記稿』は将軍家に献上された献上本が原本とされています。
しかし、明治6年(1873)にあった皇居の火災で焼失してしまったといわれています。
掲載した国立国会図書館で所蔵されている『風土記稿』は現存する中で、編さん当時に一番近い史料と考えられます。