わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

角閃片岩

流域の岩石 (6.変成岩類)

角閃片岩

最終更新 1998年5月

暗緑色を呈した岩石で、一定方向に結晶が並び輝いています。この岩石は凝灰岩が地下深部で圧力を受けてできた結晶片岩で、変成岩の仲間です。圧力による変成作用を受けて生じた縞を片理といいます。微細な黒っぽい鉱物は角閃石で、正確には角閃片岩といいます。陽起石片岩より変成作用を強く受けた岩石です。

山北町谷峨鞠子橋 角閃片岩_1
 
微細な黒っぽい鉱物は大部分角閃石です。良くみると、白い斑点が細長くつぶれています。これは玄武岩溶岩が変成されて押しつぶされ、気泡を埋めた沸石が引き伸ばされたものです。この岩石は最も変成度が高く、変成相の分帯では角閃岩相にあたります。


山北町谷峨鞠子橋 角閃片岩_2



ページの先頭へ