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太陽を観察する

ガイドブック 星空博物館 (第2章 太陽と月の現象)

太陽を観察する

平成15年3月発行

太陽はまぶしすぎるので、直接目で観察することができませんし、無理をして見ると大変危険です。そこで、観察には工夫が必要です。
 黒点など、望遠鏡で太陽の表面を観察するときは、太陽を白い紙などに投影し、それを観察します。また、太陽専用のフィルターをつける場合もあります。
 日食などを肉眼で観察するときは、望遠鏡ショップなどで、これも専用のフィルターが売られています。銀塩を使った白黒フィルムをまっくろに現像して使うこともありますが、最近は手に入りにくくなってしまいました。カラーフィルムの黒い部分は、目に感じる光は弱めるものの、赤外線を通してしまうので、かえって危険ですから使わないで下さい。昔よく色つきの下敷きで太陽を見た覚えがありますが、これらも同様に危険です。
 太陽観察用のフィルターは、アルミなどを蒸着したものが使われます。ただし代用品は安全とはいえません。
 日食など、太陽の形を観察する時は、ピンホールを使うと安全です。テレフォンカードやバスカードなどを用い(厚めの紙に丸い穴をあけても良い)、小さな穴からの光を白い紙などに映します。距離を調節して観察します。

直径3mmくらいの穴を並べ、壁に映した。欠けた太陽像が文字を作っている。1992年12月24日の部分日食にて。

ピンホールからの太陽像





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