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月食 その2

平塚の星空 (天文現象1978〜1997)

月食 その2

最終更新 1998年5月

ハレー彗星の接近中に宵の空で起きた皆既月食です。皆既中は空が暗くなるため、彗星の観望チャンスになるという点でも話題にな りました。平塚ではやや雲が多い天候でした。写真は明るいレンズ+高感度フィルムという彗星向けの装備で撮影したものなので、月食写真としてはコントラストが高めとなっています。

1986年4月24日の月食
夜半から明け方にかけての現象でした。平塚では、宵のうち曇ったり雨が降ったりしたので、あきらめて見逃した方が多いかもしれません。食が始まるころにはもう晴れていて、食の全経過が眺められました。
連続食分の撮影は、空の状態によっても適正な露出時間が変化してしまうむずかしさがあります。しかも、皆既中の月の明るさは月食ごとに微妙にちがうのです。左の写真は皆既のはじめころの露出が少し不足気味になってしまいました。


1990年2月10日の月食
宵の空で起きた月食でしたが、平塚では皆既間際まで曇り、食の前半が見られませんでした。フィリピンのピナトゥボ火山噴火(1991 年6 月)の影響が長く大気に残り、皆既中の月を照らす赤い光を通りにくくしたため、皆既中の月が暗く、また、皆既の後半には赤い月の半分が異様に暗く見えた、印象に残る皆既月食でした。



1993年6月4日の月食

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