| オリオンはま東から出てま西に沈む星座で、ま南に来たときの高さは平塚で見るのにちょうど良い高さに上ってくれます。まん中の三つ星はみな二等星でオリオンの腰のベルトに光ります。三つ星の上の二つの星は両肩にあたりますが、オレンジ色に光る一等星のベテルギウスは「わきの下」という意味です。下の二つの星は両足にあたり、青白い一等星のリゲルは、「左足」という意味です。さそり座で紹介した神話では、オリオンは神様の放った大サソリに刺されて死んでしまいましたが、ここではもうひとつの神話を紹介しましょう。オリオンは月と狩の女神アルテミスに仕える狩人でした。アルテミスはオリオンを愛していましたが、兄の太陽の神アポロンはそのことを快く思いませんでした。ある日オリオンが海の中を頭だけ出して歩いているのを見かけたアポロンは、金色の光をあてて輝かせると、アルテミスに、「あの光に矢を当ててみろ」とそそのかしたのです。アルテミスが放った矢はその光に見事命中しました。しかし、それがオリオンである事を知るとアルテミスはなげき悲しみました。アルテミスは毎晩自分がとおる月の道のそばにオリオンを星座にしておくことにしました。オリオン座の近くに時々月がやって来るのを見たことはありませんか。 |
 オリオン座 |
 オリオン座の写真 |
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