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春期特別展

近世平塚への招待

―館蔵資料でみる23題―


会期:平成17年 3月1 9日(土)~5月8日(日)

休館日:月曜日(3月21日は開館)


● 博物館には館所有の古文書類のほか、市民の方々から寄託された古文書類も多く収蔵されています。これらの古文書類は市域の歴史を知るうえで非常に貴重な資料です。本特別展では、博物館所有の文書だけでなく、館に保管されている寄託文書も広く館蔵史料ととらえ、これら館蔵資料の公開とともに、それらの資料からどんなことがわかるのか、図やグラフなども用いながら古文書からからみえてくる平塚市域の近世の姿を五つのテーマ、23の話題で紹介します。
 本特別展を通して、多くの皆様に歴史を知る手がかりとしての古文書の重要性を知っていただき、お住まいの地域についての歴史や文化に関心を深めていただければ幸いです。


●展示構成
  1.村と領主
  2.生業をめぐるくらし
  3.村の社会生活
  4.街道と舟運
  5.生活文化のいろいろ

●展示の3つのみどころ
1 五つのテーマで23の話題を古文書から読み解く
 平塚の近世史の諸側面を、1.村と領主、2.生業をめぐるくらし、3.村の社会生活、4.街道と舟運、5.生活文化の諸相、の五つのテーマにわけ、1~4の各テーマには五つ、5については三つの計23の話題で読み解きます。そして、その根拠となる史料を展示します。
2 展示には図表を多用
 展示史料や内容の理解を視覚的にサポートするために、表やグラフ、図を多用しました。史料とあわせてご覧ください。
3 古文書に活字を添付
 展示されているほとんどの古文書に活字化したパネルを添付しました。古文書になじみが薄い方も、活字と古文書を対比しながら、解読にチャレンジしてみてください。

●展示図録頒布中
 展示図録も好評頒布中です。展示テーマ5章23題の資料写真・図表・解説文とともに、巻末には付録として古文書の様式説明、年代表もつけてあります。平塚の郷土史・地域史学習の入門書としてもご利用ください。
A4判 56頁 オールカラー  (頒布価格1000円)

関連イベント
◆特別展記念連続講演会
◎「近世文書を読む―道中日記にみる旅とその背景」
   講師:早田旅人(当館学芸員)
   日時:4月2日(土)  午後1時半~3時
◎「さまざまな資料で読み解く平塚の近世」
   講師:土井浩(当館館長)
   日時:4月16日(土)  午後1時半~3時
◎「平塚からみえる近世社会」
   講師:青木美智男さん(専修大学教授)
   日時:4月17(日) 午後1時半~3時
 ※各回とも会場は平塚市博物館講堂、参加自由

◆学芸員による展示解説
 日時:4月10日(日)・23(土)・24(日)
    午後1時半~2時半
 参加:自由

◆裏打ちの会による古文書裏打ち実演公開
 日時:4月24日(日) 午前10時~午後3時
 参加:自由
 場所:平塚市博物館科学教室

道中日記
▲慶応3年(1867)西海地村栄治郎の道中日記
誤用金目録
▲安永7年(1778)南金目村領主中条氏臨時御用金目録

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