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口を開ける

野鳥の観察 (1.歩く)

口を開ける

ガイドブック14 野鳥の観察 平成7年3月発行

干潟のような日影のない環境で、ま夏の暑い日中に鳥を観察していると、口を開けたままでじっとしている姿がよく見られます。いかにも暑さにあえいでいるような、このしぐさは、口を開けることで口の中からの水分の蒸発を増し、体温を下げるための行動なのです。鳥は汗をかかないので、この行動が大切な体温調節のしくみになっています。カワウなどが口を開けたまま、喉をぶるぶる震わせているのも、同じ意味を持った行動と考えられています。

P10

☆チェック☆
口を開けていた鳥の種類を観察しよう!


★暑い日のその他の体温調節
日差しが厳しい日に、体温を下げるために鳥がとる行動にはいろいろなものがあります。いちばん簡単な行動は茂みのような日影に入って直射日光を避けることです。夏の昼下がりに鳥影が少なくなる理由の一つはその点にあります。また、水浴びもだいじな体温調節の一つです。

☆チェック☆10表
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