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水を飲む

野鳥の観察 (4.食べる)

水を飲む

ガイドブック14 野鳥の観察 平成7年3月発行

鳥は餌を通して水分を得ています。一方、呼吸や排泄を通して水分を失っており、その収支によっては水を補給する必要が生まれます。特にホオジロ類のような種子食の鳥は、餌の中の水分が少ないので、水が不足がちになります。
水の飲み方には、3つの方法があります。大部分の鳥は、くちばしを水につけると一口水にふくみ、次に上を向いてそれを喉に流し込みます。それを何度も繰り返して水を飲むのです。
ハトは、下を向いたままポンプのように水を吸い上げ、ゴクゴクと水を飲むことができます。こうした飲み方をできる鳥は稀で、ハト類以外にはサケイ類とごく少数のカエデチョウ類・ノガン類が知られている程度です。
また、ツバメ類は飛びながらくちばしを水面につけて、さっと水を飲む方法をとります。

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53 水を飲むキジバト

☆チェック☆53表

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