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日光浴

野鳥の観察 (5.体の手入れ)

日光浴

ガイドブック14 野鳥の観察 平成7年3月発行

キジバトやドバトを観察していると、地面に座りこみ、翼や尾を広げて太陽の光に当てている行動がしばしば見られます。こうした「日光浴」は多くの種類の鳥に見られる行動ですが、それにはいろいろな意味があると考えられています。暖まることによって体温を調節する、太陽光線の働きでビタミンDを作る、羽毛を暖め脂を行き渡りやすくする、皮膚の健康に役立つなどがその働きで、寄生虫を活発にして見つかりやすくするという利点をあげる人もいます。     またウ類は羽毛の防水性に乏しいので、潜水した後には日光浴をして羽毛を乾かす必要があります。ウミウやカワウで特によく翼を広げた日光浴の姿勢が見られるのはそうした理由によるものです。

P66

☆チェック☆66表

66-1 翼を広げたカワウ

66-2 独特の姿勢で日光浴するアオサギ
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