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浮かぶ

野鳥の観察 (3.泳ぐ)

浮かぶ

ガイドブック14 野鳥の観察 平成7年3月発行

水鳥の中には、水面に浮かんで休息する種類が多くあります。水面はキツネのような陸上の外敵から逃れられるので、鳥にとって非常に安全な場所の一つなのです。
鳥が浮かんでいる姿勢には、グループの特徴がよく現れます。一般的には、ウ類やアビ類のように潜水する鳥は体を深く沈め、カモメ類やヒレアシシギ類のように潜水できない鳥は水面上に高く体が出ています。カモの仲間には潜水しないグループ(淡水ガモ類・ガン類など)と潜水するグループ(海ガモ類・アイサ類)がありますが、その違いは水面に浮かんだ姿にもよく現れています。

P27-1

27表 浮かぶ姿をチェックしよう

P27-2
★浮かびながら・・・
水面に浮かんでいる鳥は休んでいるばかりではありません。ハシビロガモやヒレアシシギ類は水面で餌をとり、またカモ類やカイツブリ類には浮かびながらおなかを水面に出し羽づくろいをするものもいます。


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