Platypleura kaempferi (Fabricius) | |
(セミ科) | |
全長(頭の先から翅の先までの長さ)約3.5〜4cmの小型のセミで、体は黒くて緑褐色の斑紋がある。前翅は樹皮に似た灰色の不規則な紋があり、後翅は黒く、透明な縁どりがある。早い年には6月下旬から鳴き始めるが、ごく稀に6月上中旬の観察記録がある。サクラなどの広葉樹に多く、チーーニーーと聞こえる細い声で鳴く。他のセミが出現すると、それらの声に紛れて確認しにくいが、9月上旬までその声が聞かれる。県内では平地から丘陵地に広く分布し、サクラなどの植えられた園地にはよく見られる。またナシ園にはアブラゼミに次いで多い。垂直分布は、箱根では平地から700m付近にまで分布しているという。 | |
ニイニイゼミの成虫 |
にいにいぜみ分布 |
ニイニイゼミのぬけがら |
ニイニイゼミの抜け殻 |
|