わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

エゾゼミ

鳴く虫・はねる虫 (夏の鳴く虫セミのなかま)

エゾゼミ

最終更新 1998年5月

Tibicen japonicus (Kato)
(セミ科)
大型の美しいセミで、山地に分布し、モミ、ツガなどの針葉樹林やそれらのまざった林に多く、スギの人工林にも生息する。全長は約6cmでコエゾゼミよりも大きく、色はコエゾゼミによく似るが、前胸背後端の黄褐色の帯は左右で黒く途切れない。♂の腹弁は中央で左右が重なる。ギィーーーと連続音で鳴く。出現期は8月を中心とする盛夏で、7月下旬に出現し9月上旬まで声が聞かれる。県内では箱根と丹沢に分布する。大山、札掛などのモミ林とその周辺ではかなり声を聞くことができる。

エゾゼミの成虫

えぞぜみ分布

エゾゼミのぬけがら

エゾゼミの抜け殻


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