ひとくちに神社といっても、さまざまな規模がある。大字単位などで祀る氏神社をはじめ、町内や集落単位で祀る小祀、 本家分家で祀る屋敷の稲荷社、屋内の大神宮や恵比寿大黒も神社である。神を祀る社があれば神社である。 現在、大字単位で祀っている神社の多くは江戸時代天保年間の『新編相模國風土記稿』に村の鎮守と記載している。 平塚では一般に「お宮さん」と呼んでいる。「氏神様」とも言うが、本書では『新編相模國風土記稿』にならって「鎮守」と称することにする。 鎮守社では、例大祭以外にも、元旦祭、祈年祭、新穀感謝祭など年に数度のお祭りを行う。 前鳥神社では毎月1日・15日・28日に月次祭を行う。その中でも年に一度の例祭、例大祭は、地域の一大行事である。 |