平塚の遺跡

万田熊之台遺跡

まんだくまのだいいせき

最終更新 1998年5月

万田字熊ノ台に所在し、北西に張り出した台地上、万田貝塚の南東約100mに位置します。昭和54年に調査された複合遺跡です。遺構は弥生時代後期の住居址1軒と古墳時代前期の方形周溝墓1基が発見され、遺物は縄文時代前期・後期の土器や獣骨類、貝類、古墳時代前期の土器、小形素文鏡、鉄鏃や管玉が出土しています。縄文時代の遺構は検出されませんでしたが、中期初頭の五領ケ台式土器がまとまって出土していますので、五領ケ台遺跡(貝塚)や万田貝塚との関係が注目されます。方形周溝墓は向原遺跡、北金目東海大学校舎内(王子ノ台遺跡)などから、近年かなり発見されていますが、当時周溝内からの人骨と副葬品が出土された事例は全国的にも数少なく、貴重と資料といえます



万田熊ノ台遺跡

万田熊ノ台遺跡