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自然探偵とユリカモメ<人になれたユリカモメ> 平塚市博物館公式ページ

    人になれたユリカモメ

ドバトと一緒に餌付けされたユリカモメ 航路で給餌されているユリカモメ
ドバトといっしょにえさを食べるユリカモメ 船でえさをもらいに集まるユリカモメ


物子「あら、この写真のユリカモメはずいぶん人になれているわね。ドバトといっしょにえさを食べているなんて、ちょっと幻滅(げんめつ)。」
探偵「この写真のように、人からえさをもらうようになったユリカモメが全国に増えてきているんだ。積極的にえさをやって餌付け(えづけ)している所も多いよ。」
物子「そういえば、花水川でもユリカモメにパンをまいている人がいたわ。」
探偵「君たちは、こういう餌付けをいいことだと思う?」
物子「私はいいことだとは思わないわ。」
探偵「どうして?」
物子「人のえさになれてしまったら、自分でえさを探す力が弱くなっちゃうんじゃないかしら。」
博「ぼくは、少し意見がちがうな。冬はえさが少なくて、野鳥がくらすのには大変な季節だから、少しくらい助けてあげてもいいんじゃないかな。」
物子「そんなこと言っても、ユリカモメの場合は、えさにこまることはないんじゃないかしら。いろいろな取り方で、いろいろなえさを食べているって教わったばかりじゃない。」
探偵「ぼくもユリカモメの餌付けには賛成(さんせい)できないな。人になれやすいユリカモメばかりが増えたら、他の野鳥や動物とのバランスがくずれるだろうし、もともと動物質を食べている鳥なのに、パンばかりやったんでは、栄養(えいよう)がかたよる心配もあるよね。野生動物に餌をあげていいのは、急な大雪とか、人間のせいでえさ場がなくなった時とか、よっぽどの事情がある時だけだと思うよ。おもしろ半分にしていいことじゃないね。」


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