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自然探偵とおめでたい植物<ユズリハ>

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ユズリハ

ユズリハとヒメユズリハの葉

博「輪飾りやしめ飾りについている緑の葉っぱって厚くて丈夫な感じがする葉でしょ。」
物子「少し柄が長いのよね。」
探偵「それがユズリハだ。ユズリハは松と一緒で冬も元気に緑色の葉をつけているから、おめでたいとされるんだろうね。」
博「ユズリハって、ちょっと変わった名前だけどどうしてついたの。」
探「春になって、芽が開いて新しい葉が伸びて来たときに、古い葉がいっせいに落ちるんだ。そのようすからユズリハと名がついたらしい。そのことから、家をだいだい受け継いでいくことを連想してお正月にも使うようになったんだろう。いさぎよい新旧交代をあるべき姿と感じた人がいるのかもしれないね。」
物「じゃあ、冬を越した古い葉は春に全部落ちちゃうの?」
探「それはとてもよい質問だ。今度の春によく観察してごらん。ユズリハは、平塚市内では自然に生えている場所はないけど、公園や庭木にはよく植えられているよ。もう一つ、よく似たヒメユズリハという種類があって、こちらは大磯の高麗山とか藤沢の江ノ島なんかの常緑樹の森によく生えている。」
博「2種類でどこが違うのかな。」
探「ヒメユズリハは葉が少し小さいこと、写真ではわかりにくいけど、葉脈が細かいところまでよく見えるのが特徴だ。ところで、君たち、いろいろなおめでたい植物を観察してきて、共通点が見つかったかな?」
物「冬も青々と茂っているということかな。」
博「梅は例外だけど、花が咲くから冬でも元気という点は共通だね。」
探「そうだね。寒い冬にお正月を迎える日本では、その季節に緑の葉をつけたり花を咲かせる植物に力強い生きる力を見つけ、それをおめでたい、その力にあやかりたいと感じたんだろうね。」

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