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自然探偵と市民の木クスノキ<香りを楽しむ4段階法> 平塚市博物館公式ページ

葉を手で包む
親指の爪を葉に立てる
指先でもんだ葉を鼻に近づける
両方の鼻で香りをかぐ


   香りを楽しむ4段階(だんかい)


博「クスノキっていい匂いがするんだよね。」
物子「いいっていうか、ナフタリンくさい感じがしない?」
博「鼻がすうっとするから、ぼくは好きだな。」
探偵「クスノキのなかまは、似たような香りを持った木が多いね。クロモジの枝はようじに使うし、ニッケイからはのど飴なんかに使うニッキがとれる。ところで君たち、香りをかぐ時の4段階法って聞いたことがあるかい。」
博「何それ。教えて教えて。」
探偵「まず、第一段階は、手のひらで葉をそっと包むようにしてから、その手を鼻に持っていって、香りを確かめる。手についた移り香(うつりか)を楽しむということだね。」
物子「かすかに香りがわかるくらいね。」
探偵「第二段階は、葉の上に親指のつめを立ててから、その親指を鼻に持っていく。今度ははっきりと香るでしょ。」
博「ほんとだ、この匂いが好きなんだよ。」
探偵「次は第三段階。葉っぱをちょっとちぎって、指先でもんでから鼻に持っていく。」
物子「わあ、強烈(きょうれつ)!ちょっと刺激(しげき)が強すぎるかな。」
探偵「さて、そこで君たちに問題を出すけど、香りを楽しむ第四段階は何をすればいいと思う?」
博「食べてみるのはどう?」
探偵「それも経験としてはいいと思うけど、嗅覚(きゅうかく)じゃなくて味覚(みかく)を使うのは、別のことになるね。」
物子「鼻の穴につめこんじゃうのはどう?」
探偵「君らしい乱暴(らんぼう)な意見だね。それもありかもしれないけど、ぼくの考えたのはこんな方法だ。まず、両手の指先で葉っぱをもみ、それを両方の鼻の穴に持っていく。ステレオで香りを楽しもうというわけさ。目をつぶって鼻に神経(しんけい)を集中すると、その香りがもっとよく感じられる。」
博「うーん。これはいいや。クスノキの香りに包まれたみたいだ。」
探偵「この4段階法はね、それぞれの植物の香りの強さを知る方法でもあるんだ。第一段階ではっきり香りが分かるのは、そうとう香りの強い植物だ。第三や第四段階でないと、よく分からない香りもあるよ。いろいろな植物でためしてみてね。」

  


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