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自然探偵とハクセキレイのねぐら<タイトル> 平塚市博物館公式ページ

自然探偵シルエット

   自然探偵とハクセキレイのねぐら


標識用脚輪をつけたハクセキレイ博「ねえねえ、探偵。この写真を見てよ。ちょっとしたニュースなんだ。」
探偵「フーン、ハクセキレイだね。どこかの川岸でとった写真みたいだけど。」
物子「なんだ、それだけ。私なんかすぐに気づいたわよ。」
博「探偵の観察力もたいしたことないね。」
探偵「え、なんだって。観察力と言われてはね・・。なるほど、そうか。脚輪(あしわ)のことを言いたいわけだね。君たちの目もだいぶ確かになってきたね。」
物子「えへん。そんなこと、一目で分かるわよね。」
博「僕たちのクラスの塚子ちゃんのお父さんがとった写真なんだけど、引き伸ばしてみたら脚輪がついていたんだって。」
物子「この脚輪はいったい何なの。もしかして飼われていた鳥ということ?」
探偵「これは、渡り鳥の動きを調べるために、環境省(かんきょうしょう)が行っている標識調査(ひょうしきちょうさ)で使われている脚輪だね。ハクセキレイということは、馬入橋(ばにゅうばし)でつけたものじゃないかな。」
物子「あら、この写真をとったのは山下だと聞いたわ。どうして、馬入橋って断定できるわけ?」
探偵「ハクセキレイは、昼間は川や畑なんかで1羽ずつに分かれてえさをとっているけど、夕方になるとだんだん集まってきて、最後は橋桁(はしげた)のような場所で大きな群れを作って夜をすごすんだ。そういう場所のことを集団ねぐらと呼ぶ。標識調査は、そのねぐらに集まっているハクセキレイをつかまえて、脚輪をつけるんだよ。」
博「ということは、昼間、山下にいるハクセキレイは夜は馬入橋にいるっていうことか。」
物子「毎日、出勤(しゅっきん)してくるわけね。」
 ※参考文献 浜口哲一・犬山聡彦・熊谷潤・八城敬友,1982.相模川馬入橋に見られるハクセキレイの集団塒について.神奈川自然誌資料,(3):81-88.神奈川県立博物館.
         菊池博,2005.馬入橋(神奈川県平塚市)におけるハクセキレイの標識調査(2003-2004年).BINOS,(12):55-60.日本野鳥の会神奈川支部.


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