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東丹沢のタマネギ石(3)−タマネギ石と風化−

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東丹沢のタマネギ石(3)−タマネギ石と風化− 


■タマネギ石と風化の度合い
タマネギ石の核と丸さ・風化度の関係は、図6Aに示すようで、風化の進行に伴って、核皮が幾層にも厚く発達し、中央の核の占める割合が小さくなり、より丸みを帯びます。
 風化の程度とタマネギの度合いは、同一岩層(火山礫凝灰岩〜粗粒凝灰岩)では風化が進むほどタマネギ度が増しますが、さらに風化すると土壌化しタマネギは少なくなります。その過程は、親タマネギの形成→子タマネギの形成→孫タマネギの形成→土壌化の進行という経過をたどります(図6B)。
 タマネギ石の殻皮の厚さは、一般的に粒子の粗い火山礫凝灰岩→凝灰質細粒砂岩になるにつれ、薄くなる傾向がありますが、1つのタマネギで殻皮の厚さが異なるものは外側ほど厚く、内側ほど薄い傾向が認められます。それは、水の浸透のし易さに関係しているものと推定できます。粒子が同一の場合には、風化度が弱い方が殻皮は厚く、強い方が薄い傾向にあります。

→タマネギ石とは
→タマネギ石の特徴
→タマネギ石のでき方
 
引用文献 森慎一(2004) 平塚市博物館研究報告「自然と文化」27号

タマネギ石の核と丸さと土壌化
▲タマネギ石の核と丸さ(A)及びタマネギ石の土壌化(B)

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