わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

漂着物を拾う会(2008年2月)

平塚市博物館公式ページ

虹ヶ浜から<2008年2月>

今月の虹ヶ浜(2008年2月9日)

箱根の雪
2008年2月9日の虹ヶ浜 話をする会員 箱根の雪
天気予報の予想気温が低く、雪になるかも、と心配しながらのスタート。
活動中に雪が降ることはありませんでしたが、箱根の山に白く積もった雪が望めました。
寒かったせいか、出足が遅く、始めは少ない人数でしたが、
だんだん人が増えて、最後は普段どおりの人数が集まりました。

<貝>
貝の多い日でした。特に目立ったのは、コタマガイ。
流れ着いた貝たち コタマガイ ダンベイキサゴ
様々な貝 コタマガイ ダンベイキサゴ
ミタマキガイ ホタルガイ オオモモノハナ
ミタマキガイ ホタルガイ オオモモノハナ

<他のものたち>
貝以外には、こんなものが見られました。
カンムリカイツブリ テナガツノヤドカリのはさみ 旗
カンムリカイツブリ テナガツノヤドカリのはさみ 注意!!


<浮き島現象>
この日は浮き島が見えました。浮き島についての詳しい話はこちら
浮き島(伊豆半島) 浮き島(クレーン船)
浮き島(伊豆半島) 浮き島(クレーン船)


新漂着物図鑑85 <ヤベウキエソ>

昨年12月に茅ヶ崎ヘッドランドまで遠足に行った際に、
茅ヶ崎漁港の北側の砂浜で拾いました。
体側にたくさんの発光器を持つことから、深海に生息する魚
であることがわかります。この発光器の位置や配置、数は、
種を同定する際のとても大切な形質です。砂粒がめりこむようについていて、
発光器とまぎらわしかったのですが、顎の下に縫合部発光器を持つことから、
ヤベウキエソではないか、と考えました。
中深層遊泳性の深海魚で、相模湾にも生息しています。大きさは約5cm。

参考文献:「日本産魚類検索−全種の同定−」中坊徹次編(1993)東海大学出版会
ヤベウキエソ(イラスト)



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