わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

凝灰岩礫中の荷重痕

流域の岩石 (8.風化と堆積構造)

凝灰岩礫中の荷重痕

最終更新 1998年5月

暗緑色の粗粒凝灰岩中に暗紫灰色の緻密な玄武岩質細粒凝灰岩が挟まれています。写真では細粒凝灰岩の下側がシャープで上側が漸移しています。したがって、地層の上下は写真下側が上位となります。

山北町日向酒匂川河原 凝灰岩礫中の荷重痕
 
丹沢層群大沢層中の荷重痕
粒子の異なる2つの層の境が不規則に入り乱れています。これは左側の細かな火山灰質泥の上に粗い火山灰が降下堆積した時、またはその後未固結の内に、何かの原因(例えば地震動等)で荷重が均一にかからない時に生じた堆積構造で、荷重痕といいます。右側が地層の上位であることがわかります。


清川村宮ヶ瀬土山峠北 大沢層中の荷重痕



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