わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

砂浜海岸の地形

平塚の地形地質 (4.平塚・平野の地形)

砂浜海岸の地形

最終更新 1998年5月

砂浜海岸は一般的に下図のような地形をしています。浜は、低潮線と高潮線の間の前浜と、高潮や防風時のみに波のかぶる後浜に区分されます。この背後には浜堤に風により砂が移動し、砂丘が作られます。前浜から後浜にかけては汀段と呼ばれる、汀線に平行する平坦な地形が見られます。前浜の前面の海底には、海底州(沿岸底州)と呼ばれる砂の高まりがあり、ここで打ち寄せる波が砕け砕波帯をなします。サーフィンが盛んに行われる場所は、この海底州が良く発達している場所といえます。静穏な海況が卓越する堆積傾向の強い夏浜と、大きな暴風の支配する侵食傾向の強い冬浜とでは、大きく海浜の状況が異なります。前者は正常海浜、後者は暴風海浜と呼ばれます。

砂浜海岸の地形(勘米良他1979等による)

平塚海岸の地形断面
(虹ヶ浜 1991.9 生い立ちを探る会計測)

前浜・後浜と砂丘(虹ヶ浜)

砂丘の風紋(虹ヶ浜)


ページの先頭へ