わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

木星のリング_彗星の衝突

ガイドブック 星空博物館 (第3章 太陽系の星たち)

木星のリング 彗星の衝突

平成15年3月発行


木星のリング NASA/JPL
 木星には3本の薄いリングがあります。1979年3月4日、ボイジャー1号が最接近の前日に撮影した画像から発見されました。いずれも煙の粒子くらいの黒い塵の粒子でできていると考えられ、土星の輪のような地上の望遠鏡でもはっきりとわかるものとは違います。メインリングは幅が約7000kmあり、この中をアドラステアとメティスという木星に最も近い2つの小さな衛星が回っています。この2つの衛星が、リングの物質の供給源であると考えられています。

黒く見える衝突痕 1994年7月
 木星の巨大な引力はたくさんの小惑星を引きつけて衛星にしてしまっていますが、時には、ほうき星もとりこにしてしまいます。1994年7月には、シューメーカー・レビー第9彗星が捕らえられ、木星の潮汐力でばらばらになり、ついには木星に衝突する、というめずらしい現象が見られました。小さな望遠鏡でも黒い衝突痕がしばらく見られました。




ページの先頭へ