わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

星空の四季

ガイドブック 星空博物館 (第1章 観察の前に)

星空の四季



季節による太陽経路の変化
夏は太陽が北よりにあり、冬は南よりにある

季節はなぜあるのか

 日本など、中緯度の地方に四季があるのは、太陽の高度が変わるためです。太陽が高くなると夏になり、低くなると冬になります。では、なぜ太陽の高さが変わるのでしょう。
 まず、冬の太陽が低いのは、空の中で太陽の経路が南に寄ってしまうため、夏の太陽が高くなるのは、経路が北寄りになるためです。このとき「経路」というのは「自転」によって生じる動きのことで、これを考えないなら「位置」と言いかえてもよいでしょう。
 地球の自転の軸は、公転面に対して垂直ではありません。およそ23.4°の傾きがあります。この傾く方向は1年中一定なので、地球の位置によって、太陽の方向はやや南寄りになったり、北寄りになったりします。地球の位置によって次ページのように季節が決まるのです。

星座と季節
上が北。北半球の夏、太陽が北寄りから地球を照らし、北半球を暑くする。それは地球が太陽から見てさそり座の方向にいるとき。

季節変われば星座も変わる

 では、オリオン座とさそり座は、なぜ毎年冬と夏にそれぞれ決まっているのでしょうか。
 私たちが、星空を眺めることができるのは、1日のうちでも夜のあいだだけです。昼は太陽のせいで空全体が青く明るく輝き、星の光などはかき消されてしまいます。夏(とくに6月ころ)、太陽はオリオン座と同じ方向にあり、オリオン座が空に出ているときは必ず太陽も空にあって、昼になってしまうのです。反対に、冬(とくに12月ころ)の太陽はさそり座やいて座の方向にあります。
 地球は、1年で太陽をひとまわりします。これを「公転」と言います。半年で1/2周、つまり反対側に移動します。それぞれの星座の方向は一定なので、毎年、夏になると太陽はオリオン座の方向になり、冬はさそり座の方向になります。こうして、それぞれの季節に見られる星座は、毎年同じになるのです。




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