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スピカ食と日面経過

平塚の星空 (四季の星座)

スピカ食と日面経過

最終更新 1998年5月

スピカの食(1994 年11 月30 日)
おとめ座の1 等星スピカが、未明の空で細い月に隠された現象です。星食の観察には、しばしば月のまぶしさが妨げになります。このように細い月が明るい恒星を隠すケースは、月と星の明るさの差が小さく、観察しやすい星食です。 写真は望遠鏡で見たときと同じ倒立像です。

1994年11月30日 スピカ食
日面経過

天体が太陽の手前を通り、太陽面にその姿が黒いシルエットとなって見られることがあります。天体が月ならば日食と言うところですが、惑星などはその姿が小さく、太陽を「隠す」というようなイメージではありません。このような現象を「日面経過」と呼びます。 日面経過を起こす惑星は金星と水星です。ただし金星の日面経過はここしばらく日本では起きていません。 手前にありながら、水星の姿は太陽黒点よりも小さいほどで、太陽の巨大さを思い知されます。


1986年11月13日 水星の日面通過(倒立像)


1993年11月6日 水星の日面通過(倒立像)

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