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12月の星空

平塚の星空 (星空の12ヶ月)

12月の星空

最終更新 1998年5月

 12月になって日暮れがどんどん早まってきます。西の空にはまだ夏の大三角形が残り、西空の一番星として白く輝きます。天頂から西空は秋の星座がまだたくさん見られます。西の空高くには秋の四辺形のぺガスス座。四辺形のうち北東すみの一番明るい二等星から天頂に向かってアンドロメダ座、ペルセウス座と続きます。カシオペヤ座は北の空高くにWの字形に見えています。南の空にはくじら座が大きく寝そべるような姿でひろがりますが、目立つ星はしっぽの二等星デネブカイトス(くじらのしっぽ)位で、街中で見ると南の空にはこの星ぐらいしか見えません。冬の星座たちは東から次々と上ってきます。東の空高くにはおうし座が冬の星座の一番手という感じですばる星を先頭にして一等星のアルデバランが続きます。オリオン座はま東から横だおしの姿で上ってきます。地平線からオリオンが上がるようすはなかなかの見ものです。まん中の三つ星はまっすぐ縦に一列になっています。オリオンが上る姿は東の開けた場所なら多少街の明りが明るくても見ることができます。平塚でオリオンが出てくる時刻は、12月の上旬で7時、中旬で6時、下旬で5時です。北東の空に目を移すと、明るくてちょっと黄色い星がけっこう高く上っているのに気が付きます。ぎょしゃ座の一等星、カペラです。カペラからぎょしゃ座の大きな五角形を結ぶ事ができます。東の空にオリオンが上って1時間ほどたつと、ふたご座の二つの星、カストル、ポルックスがたてに並んで上ってきます。

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