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魚をとる

野鳥の観察 (4.食べる)

魚をとる

ガイドブック14 野鳥の観察 平成7年3月発行

魚は多くの鳥の餌になっていますが、その捕らえ方には様々な方法があります。ササゴイは水際でじっと待ち伏せて、近づいた魚をくちばしで素早くはさみとります。コサギは待ち伏せをすることもありますが、浅瀬を足早に歩き回って魚群を追いかけ回します。また、水中に立って片足の指をふるわせる行動がよく見られます。これは、目立つ黄色い指によって魚をおびき寄せているのではないかと思われます。
カワセミやコアジサシはダイビングを使います(→p.30)。カイツブリやアイサ類は潜水して魚を追いかけます(→p.29)。変わった方法を使うのはアオアシシギです。半開きにした下くちばしを水につけ、そのまま足早に前進して魚の群れを追うのです。

P33


33-1 足指をふるわせるコサ

33-2 魚を追うアオアシシギ
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