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泳ぐ

野鳥の観察 (3.泳ぐ)

泳ぐ

ガイドブック14 野鳥の観察 平成7年3月発行

水面に浮かんだ鳥は、みずかきを使って泳ぎます。水面を泳ぐのは水の抵抗を大きく受けるために、エネルギー消費の大きい移動手段 です。従って渡りのような長距離の移動を泳いでいく鳥はありません。しかし、泳ぐことは短距離を
移動したり、水流に逆らったり、餌を探す時に役に立ちます。

P28-1

P28-2
上の図はカモが泳いでいるのを上から見たところです。みずかきのある足は左右交互に動かされるのでしょうか?それともボートをこぐ時のように左右一緒に動かすのでしょうか?

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★不器用に泳ぐバン
バンはクイナのなかまですが、水辺を歩くのと同じようにしばしば水面を泳ぎます。しかし、その泳ぎ方は不器用に見え、頭を前後に振りながら進んでいきます。バンにはみずかきがないので、頭の動きでも推進力を補っているのでしょう。同じなかまのオオバンにはひれがあり、泳ぎ方もずっと上手です。

28 泳ぐクイナ
どんな鳥が泳ぐのか?
ふだんは水辺を歩き回っているサギ類やシギ類のような水鳥も泳ぐことがあります。ゴイサギ・ツルシギ などが泳ぐところが撮影されていますが、どんな鳥が泳ぐか記録してみましょう。
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