わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

オトメアオイ

湘南の種子植物 (ウマノスズクサ科)

オトメアオイ

最終更新 1998年5月

Heterotropa savatieri 
(ウマノスズクサ科)
山地、丘陵地の林内に生える常緑の多年草。大磯丘陵に分布するが、少ない。8月頃開花し、花は翌春まで残る。萼片はやや薄く微細な毛があるだけで平滑に見える。萼筒の内面の縦線は18−27本で多い。一つの枝では花と普通葉を隔年につける。この地域のものは、箱根の典型的なオトメアオイと比較すると、萼筒がやや長く上部のくびれが不明瞭であるなどの違いがある。

オトメアオイ(内田藤吉氏撮影)

オトメアオイ分布

オトメアオイの花



ページの先頭へ