わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

ミゾイチゴツナギ

湘南の種子植物 (イネ科)

ミゾイチゴツナギ

最終更新 1998年5月

Poa acroleuca 
(イネ科)
山地、丘陵地の林下等の日陰に生える一年草。高地を除く全域に広く分布し普通。葉は柔らかく幅2−3mmで先は徐々に細まる。稀に幅が5−6mmのものもあるが、その場合も先は徐々に細まる。4ー5月に茎の先にまばらな円錐花序をつけ、花序の枝はざらつき先はしなだれる。護穎の側面には短いねた毛が広く生え、基部には長い軟毛が生える。内穎は両側で直角に折れ、それぞれの稜に、はりついた軟毛が生える。茎の基部が太くなり数珠状にくびれるものがあってタマミゾイチゴツナギと呼ばれ、母種と共に分布する。

ミゾイチゴツナギの穂(守矢淳一氏撮影)

ミゾイチゴツナギ分布




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